徒然なるままに

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【大学1,2年生も必見!!】研究室の選び方

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 こんにちは

 だいぶ久しぶりな投稿です。

 今日は10個も研究室を回った現役理系大学生の私が考える研究室の選び方について書きたいと思います。(↑は弊研の光学系の一部です。楽しく研究させてもらってます!)

 まだ1年生だから関係ないよ~2年生なんだから遊びたいよ~と思っているそこのあなた!そんな君たちに対してもこの記事は結構ためになりますわよ!!

 という茶番は終わりにして、今回は

の6本立てでいきます。

 それぞれある程度独立しているので読みたいところから読んでくださいね♪

 それではLet's go!!

研究室とは

 研究室とは?というところからまずは話していきましょう!!

 研究室とは、大学高学年になって配属される場所です。私たち学生はそこで研究をし、発表しなければ卒業できないようになっています。つまり、大学に所属していて卒業を目指している以上研究室所属、そしてそれに伴う研究室選びは絶対に避けられないものですね。。

 理系であれば4年から大学院修士まで行くと考えると、3年間もそこにいるのですから非常に重要です。また、研究室に所属するとそれまでの大学生活とは異なり、多くの時間をそこで過ごします(なかには自分の家よりもずっとそこにいる人も..)さらに研究室は割と人数が少ない環境になっていることが多く、人間関係が閉鎖的になりやすいという特徴があります。

 もしそういった人間関係や研究の環境が悪く、自分が病んでしまったら...

 目も当てられないですね。。

 一方で、研究室生活を充実させ楽しんでいる人もちゃんといます。皆さんもそっち側の人間になりたいですよね?そのためにすべきことを本記事でまとめてみましたので皆さんの研究室選びの参考になるといいなと思います。唐揚げ美味しかったです笑

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研究室を選ぶときに何をするのか?

研究室について考えないと〜、そう考えたときに何をするべきか?まずはそれについて見ていきましょう!研究室所属に向けた第一歩です。選ぶにはまず知ることが大事ですね。知るための手段として

  1. ホームページ、学校からもらった資料に目を通す
  2. 実際に見学しに行く

の2つが考えられますね。この2つ両方やるのが研究室を選ぶ際に重要です。そう言われても1はすぐできるからいいとして2めんどくね?

 そう思いますよね。。

 うん、非常にその気持ちよくわかります。じゃあ、そんなめんどいことする必要性あんのかよ?に対して次節で答えていきます。

研究室見学ってそもそもすべきなの?

 じゃあそのめんどいことをするメリットを考えましょうかね。私が考える研究室見学をする最大にして最強のメリット...それは

 自分の目的に合う研究室なのかがなんとなくわかる

 これに尽きるのではないかと思います。え、これだけ?そう思いますよね。ただこのメリットかな~りでかいです。これは勉強・研究に意欲がある人でもそうでなくても言えます。意欲がある人はもちろん研究内容、興味が一致しているのか、どのぐらい研究の設備が整っているのかを気にしていたり、大学入学前に事前に自分でよく調べられていたりする方も多いと思うのでと研究室見学の重要性はよく理解していることでしょう。(多分そういった人達はこの記事のこの節を見ていない。。)

 ですが研究なんてしたくないよ、やだよーと思っている人はどうでしょうか?

 実はあまりやる気がない人もというかそういう人ほど研究室を見学することは重要です!!

 なぜかって?遊びたい!そう思ったときに研究室に縛られすぎたら結局遊べなくなりますよね。じゃあ縛られるところにはいきたくないなと考えるわけですが、

 そのためには...

 そう、自分で調べて縛るところを避ける必要がありますね。

 調べる際にまず、ホームページや学校から配られる資料などを見るわけですが、うーん専門的な用語ばかりで分からん!wとなるわけです。でもできれば内情を知っておきたい、そう思いますよね。その内情をよく知れる方法として研究室見学があるわけですね!

 ほら、やっぱり研究室見学って重要ですね。ちなみに他にするといいこととして、

これからの人生で大学みたいにいろんな研究分野を気軽に見れる機会がないというのがあります。もちろん、大学に在籍してないとしても見学することは可能でしょうが、わざわざ見学したいとは思いませんよね。所属しなきゃいけないからという口実がある方が行きやすいと思います。

 このようないいことが多い研究室見学ですが、もちろん全くしないで研究室に所属していく人たちもいます。私の同期にもいました。でも調べた方がよさそうなことは上に書いたことからよくわかりますよね?(わかってくれ)

研究室見学を早めからすることのすすめ

 続いて話すことは研究室見学は早くから行おうということです。早くと聞いて4年配属だから3年の秋ぐらいかな?そう思う人が多いでしょう。

 いやいや、

可能なら1年生のうちから見るといいと思いますよ!(なんなら高校のうちから)

 研究室見学を早めにするメリットは大きく分けて3つあります。

  1. モチベの維持
  2. 将来やりたいことを考える材料になる
  3. 直前に焦って大量に見る必要がなくなる

 1つ目はモチベの維持です。私の学科では4年次から配属でしたが、研究室を回ることにより、当時は見学してもよくわかんないワードがたくさん飛び交ってましたが、あーなんかかっこいいな!でもまだ自分はこの内容を理解できないからもっと勉強頑張らないと、と学部の講義のモチベーションを維持することにつながりました。

 2つ目は将来やりたいことを考える際の材料になるということです。へー電力系ってこんなことするんだーとか、無機材料ってこんな感じなんだとかなんとなく将来の業界のイメージが付きます

 3つ目は焦って選ぶ必要がなくなるという点です。研究室見学は多くの人は4年配属なら3年の後期の終わりの方に見学に行くでしょう。そうなるとその時期は見学が殺到します。たくさんの人が見に来るとその人たちに合わせる形にもなってしまうのでゆっくり見れなくなるでしょう。その意味でゆっくり見れないというのもありますが、期間が短いから時間なくね?の意味もあります。たくさん見学したい候補があったとしてもぎりぎりに見に行くと、時間の都合で全部回るのは厳しいですね。そこで余裕のある行動をするのが大事だと思います。

 とはいえ、1、2年生のうちに研究室に行ったとして基礎知識もないのにわかるのか?とか、教授に馬鹿にされるんじゃないかとか忙しい享受に迷惑なんじゃないか?と思う人もいるでしょう。それぞれの点について見ていきましょうかね。

 まず、基礎知識ないのに行ってためになるんか?ですが正直に言います。

 3年後期の研究室所属直前の†基礎†を身に着けた人であっても研究の紹介聞かされてもよくわからないことが多いです。

 そうです、、そうなんです。だって考えてみてください。世界の最先端をたかが3年で理解出来たらそんなの人生というか人類舐めとるやん?ってなりませんか??あくまで見学ではとりあえず、この研究室のこれなんか面白そうだから頑張って入りたいとか、ここは自分に合わなそうとかそれを感じ取るのが目標です。それさえできればいいのです。1,2年生も恐れずに見学していきましょうね!

 2個目、教授に馬鹿にされるんじゃないか?についてですが、基本自分の研究に興味を持ってくれた学生があまりにも知識がないから馬鹿にするってことはないです。だってあなたに置き換えてみてください。自分しか知らないアニメがあったとします。そのアニメ気になるからざっくり教えてくれと言われて嫌な気持ちになるでしょうか?(あなたがアニメ嫌いというのなら何でもいいです、自分しか知らない趣味に置き換えてください、ちなみに私はアニメはガチで分からんです。誰かおススメ教えて)そうです。結局教授たちはその研究分野というアニメのオタクなわけですね。さらに教授側からしたら学生を馬鹿にすることはデメリットでしかないです。なぜなら、馬鹿にすることにより将来人が来なくなって自分の研究が進みにくくなるのは嫌だと考えるはずですからね。とはいえ、ごく一部ですが、変な教授というのはいて変なことを言ってくる教授もいるでしょう。でももしそういったことを言われたらラッキーじゃないですか?

だって人格的に合わないとその時点で分かるわけですから。

 あー研究室見学来た甲斐あったになるわけです。

 最後、忙しい教授に対して迷惑なんじゃないか?これはですね、教授というのはもちろん研究することも大事ですが外部や我々のような学生の指導することも仕事です。むしろ、我々はお金を払ってサービスを受けている側ですからね。ラーメン屋さんに行って無料で何かトッピングできるとして店員さんトッピングするの大変そうだからちょっと頼むのやめとことはなりませんよね?そういうことです。(私はラーメン屋で大盛無料といわれるとついつい盛ってしまい、腹パンパンになって後悔することもあります。。↓は最近行ったひばりヶ丘二郎です。非常に美味でした)

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はい、これで早めから見学することの重要性分かったでしょうか?(分かれ!)

研究室見学のやり方

 、お前見学見学いうけどどうやってしてるんかと、まあそういう話になりますよね。これは簡単です。次のステップを踏めば誰でも簡単に見学できます。

  1. まず、ホームページなどを見てよさげに思った研究室を見つける。
  2. ホームページにある連絡先のところを確認する。
  3. その連絡先にメールを送り、日程調整。
  4. 実際に見学。

 じゃあ1つずつ行きましょっか。1はいいでしょう。これはサルでもできます。Google先生に〇〇大学〇〇学科研究室一覧🔍とかやれば一撃必殺でしょう。このよさげというポイントを1つ挙げるとしたら、

留学生が多い研究室ではないか?博士の日本人学生が存在するかですね。留学生って研究しに来ている人が多いんですね。そうなると少しつらいと言われる研究室に溜まる傾向もあります。もちろんグローバルな雰囲気がいい人はそういった環境でもいいと思います。まあここは好き好きかも...博士の日本人の数は確認した方がいいです。日本では博士課程はあまり高い評価になることが少ないと言われています。けれどもそういった環境に行く人が多いということはその研究室の環境および待遇がよいからともとらえることができます。

 他にも研究室選びの際にお金がどのぐらいあるか調べていっぱいもらっているところを選ぶというのもあります。どうやって調べるかって?〇〇大学科研費ランキングと調べるとランキングが出てきたりします。それを見たりするとよいでしょう。

 2もまあ実質1をやったときに付随して行うものなので特にいうこともないです。メール送るのに連絡先ないと送れないよね?というお話です。ここまではガチでサルでもできますね。

 じゃあ3つ目、おそらくこれが鬼門なんじゃないかと思います。そうですね、研究室見学で初めて教授にメールを書いてみるそんな人もいるでしょう。私はそうでした。私はあほだったので実は教授の名前を間違えて送ったことがありました。当時はすごく気にしていましたが、まあそんなの社会経験だ!いやいや、まあそれでもいいんですけどみなさんにはそういう思いをしてほしくないと思っています。ということで今↓に私がこれ参考にしたらいいんじゃない?というリンクを貼りました。(私、丁寧すぎません?丁寧すぎて丁寧すぎる!!)こういうの見てどんなふうにメール送るのか学べばいいんです。gekoblog.org

 で最後見学。注意すべきことというと見学だからってスーツで行かないといけないのかな?とかお菓子必要かな?そう思う人もいると思いますがいずれも必要なしです。軽い感じで行ってください。別に、いつもスーツ着てますとかいつもお菓子もって歩いているという人はそれでいいと思います。。まあいつも通りの感じで行ってくださいな。

 どうですか?今やったことめんどくさいって感じますか?いうてだと思いません?自分のこれからの大学生活、将来と天秤をかけたら全然だるくないですよね?研究室見学のハードルが下がるといいなと思います。

 

私が研究室見学で聞いていたこと

 これが本記事では最後の節となります。私がこの記事を書くにあたり一番書きたかったこと。じゃあ見学するのはいいとして質問ってどうしたらいいの?何を軸にお前は聞いていたんだと。じゃあその辺にお答えしましょう。

 これにあたり、ただ1つ私が研究室に求めていたことがあります。

 ホワイトがいい...

  これだけです。いや、これだけって言っても奥深いんですよ。私は奥が深い人間なので。(いいえ)そうですね、ホワイトといっても色々あるんです。例えば縛られている方がやりやすいという人、自由にやりたいという人とか。じゃあお前の思うホワイトとは何かって?それはね、

 自分を成長させてくれる研究室だけれども、結構自由が利く研究室

 これです。つまりただただ楽な環境を求めているわけではないということになります。

 じゃあこれをもとに何を聞いていたのかについて書いていきましょう。ここから話す内容は割とほかのまとめ記事にもない部分もあるので必見ですよ!!

  1. コアタイムありますか?
  2. 院試、就活をさせてくれる時間はくれますか?
  3. 共同研究先はありますか?
  4. 卒業生の進路を教えてください。
  5. バイトは出来ますか?
  6. ゼミは英語ですか?
  7. 夏休み、春休みなどは与えてもらえますか?
  8. 研究室を途中で去った学生はいますか?

 主にこんなところでしょうか?それぞれの質問の意図について述べていきます。

 まず1つ目。これは多くの学生が聞くでしょう。コアタイムとはその研究室にいなければいけない時間という意味です。えーじゃあコアタイムがあると縛られるから嫌じゃん?そう思いますよね?

 それがコアタイムって実は悪ではない場合もあるのです。例えばあなたが結構さぼりがちな性格だったとします。でも卒業するために研究しなければいけない。そういうときにこの時間はいなきゃだめだよーといわれる方が研究が進みやすいですよね?またコアタイム制度があることで先生や先輩などが同じ時間にいることになるので教えを乞うことをしやすいです。さらに、コアタイムがない場合、先輩のタイムスケジュールに合わせる必要があったりして...例えば先輩が夜型で夜にしか研究してなかった場合、あなたが夜型でないとしても無理やり合わせる必要が出てきてしまいますね。ここまでさんざんコアタイムがよいかについて語ってきましたがちなみに私はコアタイムは嫌でした。単純に縛られるのだるくね?というあれです。

 で2個目。これも重要です。学生は研究室で人生送るわけじゃないですしね。この辺のことに理解がないと自分の人生が詰むわけです。

 3つ目と4つ目も進路に直結する話です。どんな業界にコネがありそうなのか?どんなところに就職できそうなのか?これは重要です。

 そして5つ目。これは単純にどのぐらい自由な時間がありそうなのかを聞く目的で使っていました。それだけです。

 さあ、そして実は6つ目以降が私がオリジナルで聞いていた部分になります。正直ここまではいろいろなまとめサイトをしらべれば耳にタコができるぐらい聞くでしょう。ただ、この6個目以降について言及している記事はなかったと記憶しています。それだけ聞く価値がある思うので読んでみてください。

 では6個目。これ、結構私の中で重要でした。ゼミとは研究室での勉強会のことです。多くの研究室では論文を読んでそれを発表していろいろな人から質問を受けたりします。え?日本なんだから日本語に決まってるやろ?いやそんなことないです。わざと英語でやる研究室があるんですね。私は、意志疎通を英語でできるほど英語力があるわけではないです。よってただでさえよくわからない研究分野でただでさえよくわからない言葉を使って話したくないと考えこれを重要視していました。

 次に7つ目、これも重要視していて休む時は休めないと嫌だなと思っていました。研究室所属後は夏休み、春休みの期間はその研究室の研究活動にゆだねられます。中には全く休みがないところもあります。しっかり休みが欲しい人はここも聞いてみるといかがでしょうか?

 最後、これは非常に大事ですね。失踪する人なんているんですか?と思うと思うんですけどそれがいるんですね。

失踪してる学生がいる=よほどその研に問題がある

ということになりますしたがってこういった情報を聞くことは非常に有用です。アザラシかわいいですね💕

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いかがでしょうか?今回は研究室選びについて私が思うことについて結構長めに述べました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

皆さんの研究室生活に幸あれ!!